歯科治療でも受けられるセカンドオピニオン
2019/01/25
歯科治療でのセカンドオピニオン
内科的な疾患に対してセカンドオピニオンを望む人は多く、実際に受ける人もだんだんと多くなってきました。
一人の医師の見解だけでは見落としがあることも考えられますし、他の医師にかかれば別の治療法で治してもらう可能性も出てくるからです。
歯科医療の分野でもインプラントの進歩などにより、外科的な処置を行う機会が増えてきつつあります。
特にインプラントは保険が利かない治療のため、金額も歯科医院によって様々です。
設備も普通の一般歯科と同じチェアーでインプラントの埋め込みを行う歯科医院もあれば、本格的なオペ室を備えて麻酔医を常勤させているところもあるなど多種多様となっています。
インプラントを受ける人が増えるほど、うまくいかない症例に対しての不満も出てくるものです。
しかも高額医療ですので、不満は歯科医師への不信につながっているケースが近年増加しています。
こういう場合に求められているのが、別の歯科医師によるセカンドオピニオンなのです。
専門分野のことが分からないことも
セカンドオピニオンを受ける理由は実に色々な種類があり、前述のインプラントをはじめとして義歯に関することや金属の詰め物のこと、あるいは歯を抜くように言われたけれど本当に抜かなくてはいけないのかなど、相談内容は実に様々です。
しかしインプラントを手掛けていない歯科医師の場合、専門分野については分からないこともありますが、勉強熱心な歯科医師ならインプラントについての知識は備えていると思われます。
患者の話を詳しく聞くことはもちろんですが、口腔内の精査とレントゲン撮影を行うことは必須条件です。
その上で現在かかっている歯科医師の見解と自身の見解を併せて判断することになります。
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最終決定は患者の決断次第
どのような状態であっても、実際には歯科医師それぞれが最も良いと考える方法で治療が行われていることは確かです。
その治療方法が正しいとセカンドオピニオンを行った歯科医師が判断した暁には、元の歯科医院に戻るかセカンドオピニオンを受けた歯科医師がいる歯科医院に変わるかは患者自身の選択にかかってきます。
転院を考えるなら歯科医師と今後について相談する必要がありますし、状況によっては転院する前に処置を行ってもらう必要性も出てきます。
転院するにあたって最低限施しておいてもらわなければならない処置を頼むことは、大変勇気が要ることですし、気まずい思いをすることもあるかも知れません。
それらを踏まえた上でじっくりと決断を下すことが大切です。