内科での腰痛治療について
腰痛で受診する場合、まず整形外科と考える人が多いかもしれませんが、実は内科系の病気が深く関係しているという場合がよくあります。
ケガなど腰痛になったと思われる原因がはっきりしている場合には整形外科の受診をおすすめしますが、腰痛以外にも症状がある場合には内科での治療が必要になる病気の可能性もあります。
実際腰痛を訴えて検査した結果、ガンが発見されるという事も珍しくありません。
特に膵臓や肝臓など、沈黙の臓器を呼ばれる臓器のガンは早期発見がしづらく、それらの臓器そのものが痛むというよりは、腰痛や背中の痛みとして現われる事があるのです。
その他にも泌尿器系、子宮系の病気が疑われる場合もあり、少しずつ悪化していくものもあれば、急性の炎症で突然痛みが出る事もあります。
そのため、原因に心当たりのない腰痛に伴い、食欲不振や吐き気、熱、冷や汗、呼吸困難など他に腰痛以外の症状がある場合には、まず内科の受診をした方がいいでしょう。