肩こりの悩みで歯科医院を受診するという意外さ
2018/12/21
肩こりは現代人の一番の悩み
女性の体の不調で訴えが最も多いのが、肩こりです。
男性の1位は腰痛ですが、2位は同じく肩こりですので、男女を問わず肩こりに悩まされている実態が分かります。
あまりにもつらいので、病院を受診しようと考えた場合、まずは整形外科に行くでしょう。
レントゲンを撮っても特に異常が見つからなければ、おそらく筋肉のコリということで、運動をしたり、温めるなどして筋肉の緊張をほぐすように言われるはずです。
思いつく限りのことを何もかもやってみても一向に解決しないときは、歯科医院に行ってみましょう。
肩こりで歯科医院を受診するなんて変と思う人も多いでしょうし、そもそも肩こりを何とかするのに歯科医院という連想すらしない人がほとんどですが、実は肩こりと歯はかなり密接な関連性を持っているのです。
肩こりのひどさに歯の痛みが合わさっているなら歯科医院へ
肩こりがつらい上に歯も痛くなってきたから、虫歯かと思って歯科医院へ行ったところ、歯の痛みの原因は肩こりだと言われてびっくりという人は意外と多いのです。
ただ、厳密には痛みの原因はどちらが先かはわかっていません。
いわゆるコロンブスの卵の様な状態で、歯が痛くなったから肩こりがひどくなった人もいれば、肩こりがひどいために歯が痛くなったという人もいるのです。
人の頭は体の中で最も重い部分ですが、通常は体全体で支えています。
けれど、前傾姿勢でパソコンに向かったり、スマートフォンの操作に夢中になると首だけで頭の重みを支えていることになってしまうのです。
首が前へ傾斜すると下あごは後ろへ引っ張られますので、下あごがずれてしまい、それに伴って歯が浮くような感じがしたり、実際に痛みを感じることもしばしばです。
かみ合わせが原因の場合は歯科医院が救世主となる可能性がある
かみ合わせが悪いと顎に常に負担がかかり、顎周辺に痛みを発することがあります。
この負担が、ひいては体全体でつながっている筋肉に伝わって、ひどい肩こりになっているケースであれば、歯科医師ならすぐにわかります。
特に片方だけ肩こりがひどいといった場合には、かみ合わせが影響している可能性が高いことから、歯科医院にいくことによって悩みの種だった肩こりから解放されるかもしれません。
かみ合わせが悪いという自覚がある人はもちろんですが、自分は大丈夫という人がどこに行っても何をしても治らないときは、歯科医院を受診するという選択肢がおすすめです。