歯磨き粉の効果と選び方

      2018/12/21

歯科医院で販売されている歯磨き粉

歯科医院では歯科医院専用の歯ブラシや歯磨き粉(歯磨剤)が販売されていることも多く、特に歯磨き粉は高い濃度で配合されているフッ素入りの歯磨き粉があります。
ドラッグストアやスーパーマーケットなどの日用品売り場でも、フッ素入りの歯磨き粉が並んでいますがフッ素の含有量は比べ物になりません。


フッ素は少しでも配合されていれば、フッ素入り歯磨き粉として販売することが可能です。
フッ素には虫歯を予防する効果があり、子どもも大人も使うならフッ素入りの歯磨き粉がおすすめです。
その時にはフッ素の含有量が多い、歯科医院で販売されている歯磨き粉を使用しましょう。

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歯を白くすると謳っている歯磨き粉は要注意

頑固なタバコのヤニもすっきり落として、白く輝く歯にすると謳っている歯磨き粉には、多くの研磨剤が含まれていると考えられます。
タバコのヤニは一度ついてしまうと、普通の歯磨き粉で落とすことは不可能で、それほど頑固なヤニを落として歯を白くするには、研磨剤で磨くしかありません。
しかもかなり強力な研磨剤ですので、このタイプの歯磨き粉で長期間磨いていると歯がすり減り、凍みや痛みなどの症状を引き起こすことにもなりかねません。
いわば磨き砂でお鍋などをごしごしと磨くのと同じですので、色々な弊害が起こることが懸念されます。
他にもワインやコーヒーなどで付いた、ステインと呼ばれる着色汚れについても同様です。
歯の表面には無数の凸凹があり、人によってその凸凹が大きいと色素が沈着してしまいます。
この着色汚れも歯磨き粉で落とすことは難しく、歯科医院でクイックジェットなどの洗浄器を使わないことには、なかなか落とすことはできません。
歯磨き粉を全く使わないと着色してしまうという一面もありますが、基本的には歯磨き粉でヤニやステインを落とすことは不可能と考えていいでしょう。

うがいができない幼児や高齢者にはフォームタイプを

歯磨きは子どもの頃から習慣化することが大切で、乳歯が生えてきたら歯磨きを始めてください。
しかしまだ幼い乳児の場合、うまくうがいをすることが出来ませんので、歯科医院で売られているフォームタイプの歯磨き粉がおすすめです。
これは高濃度で配合されたフッ素入りの歯磨き粉が泡で出てくるようになっており、歯磨き後のうがいも必要ありません。
飲み込んでも安心ですので、うがいができないお年寄りの口腔ケアにも最適です。
フッ素入りの歯磨き粉は、何度もうがいをするとせっかくのフッ素が歯に沈着しませんので、うがいは1.2回程度に留めておくようにしましょう。

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